2025年は「戦後80年」の節目の年。吉村知事は、次の世代に戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えるため、「戦争資料の展示のあり方」などを検討する委員会の設置を決めた。

(吉村知事)
「今年は高校生の沖縄“山形の塔”慰霊祭への参列などいろいろあったが、まず戦後80年という節目の年に、県として何をしていくかということをしっかりと県民にアナウンスしていく必要があると思った」

24日、吉村知事は2025年最後の会見で、次の世代に戦争の記憶を継承するため、「戦争資料の展示のあり方などを検討する委員会を立ち上げる」と発表した。

現在、県内には戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える公設の戦争資料館がなく、県民から設置を求める声が多く上がっている。

2025年6月に、知事と戦争資料館について意見交換を行った市民有志のところには、戦死者の所持品や家族にあてた手紙などが、高齢化した遺族から寄せられるという。

新たに設置される検討委員会では、こうした県内各地に残された戦争資料の展示のあり方などを話し合う。
県は今後、委員を選定した上で、2026年2月に初会合を開く予定。

さくらんぼテレビ
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