愛媛県西条市にあるメロンの農地で異常な株が見つかり、県内で初めてのウイルスが確認されたと26日に発表されました。県は病害虫発生予察特殊報を出し、注意を呼びかけています。

愛媛県病害虫防疫所によりますと、西条市内のメロンの農地で今年10月、葉の緑が薄くなったり黄色くなったりする株が見つかりました。このため県外の植物防疫所に検査を依頼。検査の結果、愛媛県で初めてのウイルス「CABYD」が検出されました。この同じ株からは葉に同じような異常が生じる「ウリ類退緑黄化ウイルス(CCYV)」も重複して検出されています。

「CABYD」は国内では2024年度に京都府のキュウリで初めて確認され、愛媛県は7府県目です。また海外ではフランスで1988年にキュウリ、ズッキーニ、メロンなどで確認され、以降は多くの国でウリ科の野菜で被害を及ぼしているということです。アブラムシ類による伝染が確認されています。

愛媛県病害虫防疫所は病害虫発生予察特殊報を出し、発病した株を速やかに抜き取りポリ袋に入れて密閉して処分すること、アブラムシ類の駆除を徹底などするよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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