三重県が、外国人の職員採用を取りやめる方針であることがわかりました。秘匿性の高い情報の国外流出を防ぐためとしています。
三重県では記録が残る2005年度以降、医師や看護師などで外国籍の人を9人採用していて、現在は医療職で1人が在籍しています。
しかし県によりますと、「スパイ防止法」制定を巡る国レベルの議論が進む中、毎年、多くの要人が伊勢神宮の参拝に訪れることなどを鑑み、秘匿性の高い情報の国外流出を防ぐ狙いで、新たな採用を取りやめる方針だということです。
県は2026年1月から県民1万人を対象に行うアンケート調査に「外国人採用を続けるべきか」といった質問を盛り込み、その結果を踏まえ最終的に判断する方針で、早ければ2026年度の採用から取りやめるとしています。