2026年の平和祈念式典で「平和への誓い」を担当する被爆者の選考委員会があり、募集を2026年2月から始めることを決めました。

代表者の選定委員会は23日午前に長崎市役所で開かれ、被爆者や学識経験者など委員5人が出席しました。

平和への誓いは、代表に選ばれた被爆者が8月9日の平和祈念式典で被爆体験や反核・平和への思いを読み上げるもので、2017年から公募で選ばれています。

23日の会議では、2026年の被爆81周年の選考も2025年と同様の方法で進めることが了承され、募集を2026年2月2日から始めることなどを決めました。

応募できるのは長崎で被爆し、被爆体験の継承や核兵器廃絶の活動に取り組んだ経験のある人で、被爆者健康手帳の有無や居住地、国籍は問いません。

代表者選定委員会 調漸 会長
「当時の記憶が子供の時であまりないという人はたくさんいるわけですけど、被爆というのは一瞬で終わったものではなくて、その後の生活、人生に大きな影響を与えた話がたくさんあるわけですから、そういうのを含めてお話をいただければと思います」

応募者はここ数年、10人程度で、市では被爆者団体や被爆者の健康診断などを通して周知を図る考えです。

テレビ長崎
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