80代女性が警察官を名乗る男らにキャッシュカードをだまし取られ、現金200万円を引き出される被害がありました。

 警察によりますと12月20日、札幌市に住む高齢女性の自宅に、デパートの化粧品売り場の店員を名乗る女から「クレジットカードの不正利用がされている」と固定電話に連絡がありました。

 電話を切らないまま、道警本部の「サカムラ」を名乗る男にかわり「クレジットカードが不正利用され口座から引き落とされないようにセキュリティをかけなければならない」 「あなたのカードが古くてセキュリティがかけられないので新しいのと交換します」と言われ、女性は電話口で暗証番号を伝えました。

 その後、道警本部の「タナカヒサシ」を名乗る男が女性宅を訪れました。

 女性は男が用意した封筒にキャッシュカードを入れて保管するよう言われたあと、「印鑑が必要」と告げられその場を離れました。

 その隙にキャッシュカードの入った封筒を別の封筒とすり替えられ、女性はキャッシュカード1枚をだまし取られました。

 女性はカードを渡した後、「警察官にカードを渡すのはおかしい」と思い警察署を訪れ、被害を申告。

 警察官と封筒を開けると、中には紙切れ数枚が入っていました。女性の口座からは計200万円が引き出されていました。

 警察は詐欺事件として捜査しています。

 ※詐欺相談などができる警察相談専用電話は#9110

北海道文化放送
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