物価高に悩まされた2025年。年末年始をはじめ、2026年をお得に過ごすにはどうしたらいいのか。
毎日の生活を少しずつ見直すことで、乗り切るコツをお金のプロに聞きました。
総額18兆円を超える規模で進められる政府の物価高対策。
主なものをみると、電気ガス料金の補助が2026年1月からの3か月間で7000円ほど。
子ども1人あたり2万円、おこめ券を含む3000円程度の食料品の高騰対策です。
これにガソリン暫定税率も廃止され、少しは生活が楽になりそうですが…。
「2万円いただけるのはうれしいが、もう少し増やしてもらえればありがたい」(20代)
「ガソリンより灯油も安くなればいいのに」(70代)
「今まで働いた貯金を切り崩しています」(70代)
この対策だけで何とかなるとは思っていない様子です。
さらに日銀は政策金利の追加利上げに踏み切り、30年ぶりの水準となる0.5%から0.75%に引き上げられることになりました。
住宅ローンにも影響は必至で、例えば3000万円を35年ローンで組んでいる人が1%から0.25%金利があがると、単純計算で149万円利息が増えることになります。
期待されていた円高にもならず、物価高が止まる気配はありません。
そこで、自分でできる生活防衛術をファイナンシャルプランナーの小林晶秀さんに聞きました。
「まずできるのは、少し最初は大変ですけど“固定費”の削減」(小林さん)
一歩踏み出す勇気が必要ですが、電気やガス、携帯電話プランの見直しで月々の費用を抑えることが期待できます。
さらに…
「住宅ローンも日銀が金利を上げるといずれ住宅ローンに跳ね返る。銀行で借り換えの交渉や実際に借り換えすると月々の住宅ローン払いが下がるかも」(ファイナンシャルプランナー 小林晶秀さん)
借り換えにかかる諸費用を踏まえても、上昇する金利対策として検討する価値はあると話します。
そして、すぐにでもできる生活防衛術も教えていただきました。
「“ポイ活”という言葉が出るくらいポイントは使った方がいい」(小林さん)
ポイント活用、ポイ活。
同じ買い物をするならポイントをためる方がオススメです。
例えば…
「イオン一つとってもWAON POINT、歳末に使い方をしっかり見ておくと5倍になったり10倍になったり、いつもよりお得にポイントがもらえる傾向。ぜひポイントは使った方がお得」(小林さん)
年末の買い物をイオン北海道の対象店舗でまとめると、最大通常の10倍のポイントがもらえるキャンペーンなども注目です。
最後に小林さんのオススメは…
「たとえばPayPayは支払いに使うこともできれば運用もできる。運用も自分は3年くらいで1.5倍くらいにポイントが増えている」(小林さん)
スマホで決済するPayPay。
支払いに加え「運用」して増やせる可能性があります。
資産運用の知識がない初心者でも始められるメリットがあると言います。
年末年始は少しでもお得になる方法を頭に入れて乗り越えましょう。
小林さんによる生活防衛のポイント術は以下の通りです。
・ポイントを「ためる」
例えばイオン北海道なら…
12月28日までの買い物で4万円以上まとめ買いすると、最大ポイント10倍に。(諸条件あり)
買い物で使用する決済方法をまとめる工夫が有効です。
・ポイントを「運用する」
元本割れのリスクがあるものの、PayPayや楽天ポイント、dポイント、pontaポイントなど多くのポイントで「運用」ができます。ただ眠らせておくなら検討の価値はありそうです。