小中学生を対象に行われる全国体力テストについて、2025年度、岩手県は対象の学年の男女いずれも全国平均を上回りました。
全国体力テストは小学5年生と中学2年生が対象で、県内からは1万6000人余りが参加しました。
このテストは握力測定や50ｍ走など8つの種目の結果を点数化するものです。
合計点の平均を見ると、岩手県は対象の学年の男女いずれも全国平均より0.45から1.92ポイント上回りました。
これにより調査が始まった2008年度以降のテスト全てで全国平均を上回る結果となりました。
一方でテストの合計点については、岩手県を含め全国的に年々減りつつあり、県教育委員会はアンケートの結果を踏まえ、体育以外の運動時間の減少傾向が一つの要因と分析しています。
この上で県教委は「体を動かす楽しさを実感できるよう、体育の授業の充実などに取り組んでいく」としています。
