宮城県栗原市では、クマを市街地に引き寄せる原因となっている果樹について、個人に代わり伐採する取り組みを始めました。
12月22日は、栗原市一迫真坂にある住宅の敷地内で、市から委託を受けた業者が柿の木を伐採しました。
栗原市では2025年度、クマの捕獲頭数は93頭に上っていて、2024年度の4倍、すでに過去最多となっています。
こうした現状を受けて、市ではクマを市街地に引き寄せる原因となっている柿の木などの伐採を、個人に代わって無償で行う取り組みを22日から始めました。
市によりますと、すでに8000本の伐採希望が寄せられていて、今年度はクマの出没が多かった地域を中心に、合わせて270本を伐採する予定です。