京都市伏見区のマンションで男性が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。台所の壁と天井には燃えた跡があり、警察などが事件と事故の両面で調べています。
20日午後8時半ごろ、伏見区向島本丸町のマンションの一室で「部屋に燃えた跡があり知人が倒れている」と部屋を訪ねてきた女性から通報がありました。
倒れていた男性は70代のこの部屋の住人とみられ、心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察と消防によると、台所の壁と天井に燃えた跡があり、台所のガスコンロに置いてあった鍋が真っ黒に焦げていて、茶碗で蓋をしたようになっていました。
また、死亡した男性はコンロから3メートルほど離れた台所の床にうつぶせで倒れていて、外傷はないものの顔面がすすで汚れていたということです。
通報した女性は男性の職場の同僚で、部屋を訪ねた際には扉は閉まっていましたが、
鍵はかかっていなかったということです。
警察と消防は男性が一酸化炭素中毒で亡くなった可能性もあるとみて男性の死因を
調べるとともに、事件と事故の両面で当時の状況を詳しく調べています。