戦争の記録や平和の尊さを伝えようと、20日、秋田市で探検家による講演会が開かれました。
講演会は秋田魁新報社などが開催したもので、会場には約150人が集まりました。講師は、秋田市出身の探検家・高橋大輔さんです。
高橋さんは2025年6月、終戦直後に救援物資を運ぶ途中で男鹿市の山中に墜落したアメリカ軍の爆撃機B29の残骸を発見しました。
講演会では、6年に及んだ残骸発見までの道のりが語られました。
高橋大輔さん:
「雪が降っている間は調査ができない。さらに夏草が出そろうと地面が覆いかぶさるので機体を探せない。1年のうちでも本当にわずかな間しか作業ができない」
また高橋さんは、生き残った乗組員と県民との交流についても説明し、会場を訪れた人たちは平和の大切さを改めて感じているようでした。