12月19日午後10時30分ごろ、倉敷市沖の瀬戸内海で、水島海上保安部(倉敷市)の巡視艇「みずなみ」(110トン・長さ35メートル)が浅瀬に乗り上げました。
水島海上保安部によりますと、「みずなみ」には船長(61)など9人が乗っていましたが、ケガ人はなく、浸水もないということです。
「みずなみ」はパトロールのため、瀬戸内海を航行していたということで、乗り上げたのは、岡山県と香川県の県境がある下津井瀬戸大橋近くの島、松島西側の海域です。
当時の天候は晴れ、南西の風約4メートル、海上は平穏で、視界も良好だったということです。「みずなみ」は松島近くの海域で、漁船の法定書類を確認していたところ、潮流に流され、浅瀬に乗り上げたということです。漁船には異常はないということです。
水島海上保安部では、巡視艇や潜水士を出して対応にあたっていて、20日正午ごろの満潮に合わせて、浅瀬から引き出す準備をしているということです。