鳥取県倉吉市の小学校の教諭が12月12日に、自身が勤務する学校の児童と卒業生96人分の個人情報が入ったUSBメモリを紛失していたことが分かり、倉吉市教育委員会が19日に公表しました。
倉吉市教委によると、USBメモリを紛失したのは市立社小学校の教諭で、12月12日に担任をしている教室に移動する際に、私用のUSBメモリを入れた筆箱を児童玄関付近に置き忘れ、約1時間半後に筆箱を回収しましたが、中からUSBメモリのみが無くなっていたということです。
USBメモリには、2021年度から2024年度までの4年間に担任した児童(卒業生含む)96人分の氏名や各教科の成績、それに行事などで撮影した児童などのデータが入っていたということです。
紛失発覚後に全職員で校舎内外を探したということですが、見つかっていません。
市教委によると、18日時点でデータの流出などの二次被害は確認されていないとしています。
市教委では、私用のUSBメモリに職務上の個人情報を記録することを禁止していて、今後、全教職員を対象にした研修会の実施のほか公用のUSBメモリを各学校に用意するということです。