不登校の児童・生徒の増加がつづく中、こうした子どもたちを受け入れる「学びの多様化学校」が、山陰では初めて鳥取市に新設されることがわかりました。
中高一貫型で2028年4月に開校する計画です。
学校法人鶏鳴学園・横井司朗理事長:
全国に中高一貫型の併設型で「学びの多様化学校」を作っているところは一校もございません。おそらく全国で初になると思います。
山陰で初めての「学びの多様化学校」の開設を計画しているのは、鳥取県内で予備校や高等専修学校を運営する学校法人「鶏鳴学園」です。
中高一貫型で2028年4月の開校を予定しています。
「学びの多様化学校」は、全国で42万人を超え、今後も増加が見込まれる不登校の児童や生徒の学びの場として、文部科学省が各都道府県と政令指定都市にそれぞれ1校以上、全国で300校の設置を目指しています。
特例的に学習指導要領にとらわれない柔軟なカリキュラムを組むことが認められ、2025年度までに全国で約60校が設置されています。
学校法人鶏鳴学園・横井司朗理事長:
高校への進路保証が確実にとれる生徒の個別最適な学び方、これを保証できる学校ができたらと思っって作ろうとしている。
鶏鳴学園によると、校舎を鳥取市湖山町に新築し、全日制中学校と全日制の単位制普通科高校を開設、定員はあわせて370人あまりを計画しています。