2024年5月、南陽市で発生した大規模な山林火災は、農業用ハウスを解体する際のパイプの切断による火花が原因だったとして、警察が市内に住む解体業の男性を森林法違反の疑いで書類送検した。
2024年5月、南陽市の秋葉山で発生した山林火災は9日間にわたって燃え続け、焼失面積はじつに122ヘクタールと、県内で過去最大規模の被害となった。
警察の調べによると、当時、市内に住む74歳の解体業の男性が、山のふもとで農業用ハウスを解体しようと電動のこぎりで鉄パイプを切断していたところ、火花が周囲の下草に燃え移り、山全体に燃え広がったとみられている。
警察は、男性が火災の発生を防止する義務を怠ったとして、森林法違反などの疑いで19日に書類送検した。