遊佐町で、えとの繭玉細工を作り続けている97歳の名物おばあちゃんの話題。ことしも元気に2026年のえとの「午」を制作している。
御年97歳の遊佐町吉出の高城繁子さん。
町内で養蚕が盛んだった50年以上前から、えとの繭玉細工を作り続けている。
2025年は10月ごろから下準備に取りかかり、いまは仕上げの段階。
高城さんの作品はすべてが手作業で、2026年のえと「午」は一つひとつ茶色に塗った大きさの異なる約2~3センチの繭を張り合わせていく。
最後は作品の印象を決める顔の絵付け。
すべて手書きで、1頭1頭違った表情が楽しめる。
(遊佐町・高城繁子さん)
「その年によって『前回はこうだったから、次はどうしようか』と毎日頭に入れて作るようにしている」
親指ほどの大きさの繭に切り込みを入れたり色を塗ったりと、とても細かい作業が続く。
(遊佐町・高城繁子さん)
「何事もなく“午”年だから“うまく”いくようにと思って作っている」
12月いっぱい続くえとの繭玉作り。
ことしは400~500個を制作する予定で、遊佐町の道の駅などで販売されている。