奥能登の大動脈復活に向けて大きな一歩です。珠洲市の外浦と内浦を繋ぐ大谷トンネル。能登半島地震の影響で通行止めが続いていましたが、およそ2年ぶりに冬季限定で通行を再開しました。
全長782メートルの大谷トンネルは奥能登の大動脈国道249号が走るトンネルで、珠洲市大谷町と市街地を結んでいます。能登半島地震により内部の天井が一部崩落し、およそ2年に渡って通行止めが続いていました。しかし、迂回路は急勾配で雪が降ると運転が困難なため今回、冬季限定でトンネルの通行を再開することになりました。
利用者:
時間的なアクセスのしやすさが全然違うと思いますしこれはかなり大きいと思います
トンネル内部のうち天井崩落の危険があるおよそ140メートルの区間には鋼鉄製のプロテクターを設置。住民や緊急車両のみ片側交互通行で通ることが可能です。
国土交通省能登復興事務所 南谷達也工務第三課長:
信号で4分ぐらい待ってもらうという状況があるので本当に快適になるのはまだ先かなと思っています。ただ飯田の町中に出られるとかそういったところがあると思いますので急がずゆっくりと走っていただけたらなと思います
国土交通省によりますと来年の春から再び通行止めとして本格的な復旧工事に取りかかり2029年春の完了を目指すということです。