クリスマスイブまであと5日。子どものためのプレゼント選びに頭を悩ませているという方も多いのではないだろうか。今年の人気おもちゃのトレンドを富山市のおもちゃのバンビ本郷店の情報からご紹介する。

今年の人気ランキングTOP3はすでに品薄状態
クリスマスが近づくこの1~2週間はプレゼント購入のピークを迎えている。バンビ本郷店での人気ランキングトップ3は以下の通りだ。

第3位:「ニンテンドー スイッチ2」
今年6月に発売された最新機種。前モデルからさらに画面が大きくなり、映像も鮮やかでなめらかな動きが楽しめるようになった。

第2位:「クロミ スマホ ワイド」
サンリオのキャラクター「クロミ」の世界観で本格的なスマホ体験ができる多機能おもちゃ。子どもたちが安全にスマートフォン体験を楽しめる点が評価されている。

第1位:「たまごっちパラダイス」
約30年前に発売された「たまごっち」の最新機種。特徴的なのはズームダイヤル機能で、細胞レベルから宇宙スケールまで様々な視点でキャラクターのお世話が可能になった。最新機種では5万種類ものたまごっちと出会えるという。
これら人気の3商品はすでに品薄状態となっており、購入が困難になっているそうだ。
今年のトレンドは「平成レトロ」の復活と進化

今年の特徴的なトレンドとして注目されているのが、1990年代から2000年代初頭の平成時代のおもちゃの復活だ。SNSで「レトロ感があり、懐かしく新鮮」として話題になったことから、多くの懐かしのおもちゃがリバイバル版として店頭に並んでいる。


中でも人気を集めているのが「ベイブレード」だ。おもちゃのバンビ本郷店の山岸嘉孝店長によると、「出て3年目のベイブレードXという商品が非常に盛り上がっている」とのこと。
最新機種の「ベイブレードX」は対戦性が強化されている。「これの場合、ギザギザの部分に当たって、真ん中の方にコマが来てぶつかるようになっているので、待つのではなく、より対戦で勝ち負けが決まるのが人気の秘訣だと思う」と山岸店長は説明する。

また、「スーパー戦隊シリーズ」も今年で50年という節目を迎え終了することもあり、最新作「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」に子どもだけでなく大人からの関心も集まっているという。
テレビの影響や価格高騰にも負けない「おもちゃ市場」

店内ではドラマの影響からか「アンパンマン」関連商品も引き続き人気で、売り場も大きく確保されている。
「おもちゃの価格もちょっとずつ上がってきているんですが、クリスマスの時は値段に関係なく売れていっている」と山岸店長。「子供の頃遊んだおもちゃがリバイバルで出てきているおもちゃがあったり、進化したものもあるので、自分の好みにあったものを探しに来ていただけたら」と話す。
おもちゃのバンビ本郷店によると、クリスマスの包装は無料でしているということだ。
日本玩具協会によると、おもちゃの国内市場は5年連続で過去最高を更新しており、市場規模は1兆円を超えているとのことだ。景気の不透明感が続く中でも、子どものための出費は惜しまないという親心が表れているのかもしれない。
(富山テレビ放送)
