全国481地点で最低気温が0度未満の冬日となった19日朝。
2日連続で冬日地点が400以上となりました。

一方、東海地方より西側では、日中は11月並みのポカポカ陽気となり季節が逆戻りとなりました。

19日朝の最低気温が2.8度まで冷え込んだ東京都心。

冬の風物詩「羽子板市」が開催されている浅草寺では、甘酒が次々と売れていました。

一方、最低気温が1.4度となった山梨・甲府市では、寒空の下100名ほどの大行列ができていました。
そのお目当てが、全国のご当地マンホールのコレクションカードです。

甲府市では、バンダイナムコグループの「ガンダムマンホールプロジェクト」から寄贈されたマンホールのカードが無料で配布されました。

こうしたカードは、マンホールのふたが水道管の中に落ちないことから、合格祈願のお守りとして受験生からも人気が出ています。

70代の女性2人組は「孫が『機動戦士ガンダム』が好きで、『おばあちゃんガンダムが出るって!もらってきて!』と」と、話しました。
カードをゲットした2人は、実際にマンホールがある場所に向かい、記念撮影をしていました。

関東はこの先、天気が短い周期で変わる見込みで、気象庁によりますと、クリスマスイブごろからは10年に一度しかないような異例の高温となる予報です。

東日本で冷え込みが強まった一方、西日本では最高気温が11月並みとなり、まるで秋に戻ったかのような陽気となりました。

大分市では、11月中旬並の最高気温17.6度を観測。

毎年、この時期になるとサルのためにヒーターを設置している大分市の「高崎山自然動物園」。
冬場には、互いに身を寄せ合う“サル団子”が名物となっていますが、2025年はこのポカポカ陽気にヒーターの前に集まるサルたちの姿はまばらで、気持ちよさそうに日光浴をしていました。

11月上旬並の最高気温17.6度となった福井市「足羽山公園遊園地」では、冬至の時期を前にカピバラがユズ湯に気持ちよさそうにつかっていました。

温暖な気候を好みお風呂が大好きなカピバラ。
しばらくつかると、湯船から出て園内を歩き回っていました。

一方、この陽気に頭を抱えているのが鳥取・若桜町にあるスキー場「わかさ氷ノ山スキー場」です。

こちらのスキー場はオープンを20日に控えていますが、足元を見ると雪が解けて完全に地面が見えてしまっています。

一見、一面に雪が積もったように見えるゲレンデ。
しかし、よく見ると草木がむき出しになっている場所もあります。

2025年は雪不足で、しばらく営業を始めるのが難しい状況だといいます。

若桜観光株式会社・山根政彦社長:
積雪量が10㎝ぐらいでして、ゲレンデとしては滑走が可能な状況ではない。早く寒波が来て多くの雪が降って、多くのお客さんに楽しんでいただきたい。

一方、北海道では陸別町で氷点下26.0度と今シーズン一番の冷え込みとなり、札幌も6日ぶりに氷点下5度を下回りました。

20日は、札幌では最高気温が12度と異例の高温となる予報で、12月後半に12度以上になると46年ぶりになります。

西日本や北陸でも20度を超える場所が続出する予報となっています。

イット!
イット!

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