札幌市は12月19日、西区役所で、企業主導型の保育所を利用できる資格を証明する「子ども子育て支給認定証」を誤って別人に送付していたと発表しました。

 市によりますと、西区役所の保健福祉部で10日、区内に住む子どもの保護者の認定区分が変わったため、通知書と新たな支給認定証を作成しました。翌11日、複数の職員でダブルチェックの上、支給認定証を送ったはずでしたが、16日になって保護者が西区役所に訪れ「自分の子どもの支給認定証ではないもの届いているので、自分の子どもの支給認定証をください」と伝えたことで、誤送付が発覚しました。

 誤送付された支給認定証には、別の子どもと保護者の名前と生年月日に加え、支給認定証番号、認定区分、保育必要量とその理由、有効期間、交付年月日が書かれていました。

 西区役所は保護者にその場で謝罪の上、誤送付した支給認定証を回収し、正しい支給認定証を発行。17日までに両保護者に経緯を説明の上、謝罪したということです。

 市は、ダブルチェックが機能しなかったことが原因とし、「個人情報を含む書類の取り扱いの重要性について、改めて職員に指導する」などと話しています。

北海道文化放送
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