ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアのミサイルシステム「オレシュニク」が国内で実戦配備され、戦闘任務に就いたと明らかにしました。
ルカシェンコ大統領は18日、国民と議会に向けた年次教書演説で、「オレシュニクがきのうから国内にあり、戦闘任務に就いている」と述べました。
そのうえで、「ベラルーシとロシアは戦略的抑止のための一連の措置を実行している」と強調し、情勢が悪化した場合には、ロシア西部から数万人規模の部隊が直ちに軍事行動に加わるとの認識を示しました。
ルカシェンコ大統領は、こうした対応について「戦争を防ぐための措置だ」と主張しています。
オレシュニクをめぐっては、ロシアのプーチン大統領も17日、国内での配備が完了したと明らかにしていて、ウクライナ侵攻が長期化する中、ロシアとベラルーシの軍事的な結びつきが一層強まっている状況がうかがえます。