2025年最後の能登人は、輪島市・白米千枚田愛耕会の出口彌祐さんを訪ねました。
去年の能登半島地震と奥能登豪雨、さらに今年の猛暑と8月の大雨を乗り越えて
愛耕会の皆さんは行政・ボランティアの皆さんと共に棚田の修復とイネの栽培を行い、去年の2倍以上、250枚の棚田でコシヒカリを収穫することができました。
さらに出口さんが代表を務める道の駅千枚田ポケットパークも1年4カ月ぶりに再開。
多くの客が訪れ、一歩前進の一年となりました。
その一方、地震で犠牲となった出口さんの妻と長男の遺骨は、墓のある集落へ向かう
市道が地震と豪雨で崩落し、修復のめどが立たない状況。地震から間もなく3回忌を迎える今も、納骨ができない状況です。
そんな出口さんの心の支えは、愛する千枚田での作業でした…
前進と停滞。地震から2年目の能登人を代表する出口さんの現在とその思いは
動画をご覧ください。