12月17日、新潟県庁で会見を開いたのは、新潟水俣病の胎児性患者・古山知恵子さん。

今年で新潟水俣病の公式確認から60年を迎える中、加害企業である旧昭和電工、現レゾナック・ホールディングスの高橋秀仁社長との面会を求め続けてきました。

会社として自身の置かれた状況を把握してほしいと求める古山さんに対し、高橋社長本人からの連絡や対応はありません。

【古山知恵子さん(代読:萩野直路さん)】
「私がこんな思いをしているのに、レゾナック・ホールディングス高橋社長、なんであなたが手紙の返事を書いてくれないのですか。なんで私に会いに来てくれないのですか。それはおかしくないですか。おかしいことです」

筆談を通して、自らの思いを涙ながらに訴える古山さん。

【古山知恵子さん(代読:萩野直路さん)】
「私の将来を助けてください。水俣病を引き起こしたことを謝ってください」

加害企業としてこうした声に向き合う日は来るのか、公式確認から60年の歳月が流れています。

NST新潟総合テレビ
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