待望の接岸です。秋田県男鹿市北浦の漁港でまとまった量の季節ハタハタが水揚げされました。17日午後には競りが行われ、「初漁日」は禁漁明けの1995年以降、最も遅くなりました。

16日夜に約3キロの季節ハタハタが水揚げされた男鹿市北浦の漁港。17日朝も漁師が期待を胸に出港し、網を引き揚げました。

漁港では5隻の船が網を引き揚げ、雄と雌合わせて約7キロが水揚げされました。先発隊とみられています。

漁師はハタハタの大きさには納得しているものの、水揚げ量には物足りなさを感じているようです。

漁師・西方強さん:
「型は良いんだけど。ビックサイズだけど。(水揚げ量が)足りない」

男鹿市の漁港では16日夜から17日朝にかけて、雌8キロ、雄2.3キロの計10.3キロのまとまった量の季節ハタハタが水揚げされました。

北浦で取れたハタハタは、男鹿市船川港の競り場まで運ばれました。17日午後3時ごろ、季節ハタハタの競りが行われ、男鹿市の水産業者2社が落札しました。

季節ハタハタの初漁日は「初めて競りにかけられる日」とされていて、17日が“初漁日”となりました。禁漁明けの1995年以降で最も遅かった2024年の12月15日を更新しました。

雌のハタハタを落札した武田水産・武田勝社長:
「いつか来ると思って待っていた。季節もので、少しでも多く取れて秋田の人みんなで食べられれば良いと思っている」

関係者によりますと、ハタハタの雌は1キロ当たり1万5000円以上、雄は5000円以上の高値で落札されたということです。

また、県内のこのほかの漁港では17日午後4時までに水揚げはありませんでした。

季節ハタハタは今後も沿岸に来るのか、本隊の接岸が待たれます。

秋田テレビ
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