警察官をかたる男などから「不正な金が口座に振り込まれていないか調査する必要がある」などと送金を要求された尾道市の男性が、およそ２２００万円をだまし取られました。
警察によりますと、今年１０月、尾道市に住む無職の６０代男性に“保険局”を名乗る男から「あなたの保険証を使って不正な薬の購入履歴がある」という電話がありました。
その後、ＳＮＳに誘導されビデオ通話などで警察官を名乗る男から「あなたの口座が犯罪に使われている」、検察官を名乗る男から「資産を凍結する代わりに金を振り込めば調査する」などと連絡があり、男性は２１８０万円分の暗号資産をだまし取られたということです。
県内の特殊詐欺被害額は、今年に入り先月末まで過去最悪の２２億円以上となっています。
特に警察官をかたる詐欺が急増しているということで、警察が注意を呼びかけています。
