北朝鮮の拉致被害者が住む小浜市など全国3つの市の小学生が17日、拉致問題を考えるオンライン会議を開き、問題解決には何が必要かを考えました。
 
この会議は、若者世代に拉致問題を伝えようと、小浜市と新潟県柏崎市、佐渡市が連携し2023年から開いています。
 
今年は小浜市の小浜小学校、柏崎市の二田小学校、佐渡市の八幡小学校の児童がオンラインでつながり話し合いました。
 
会議には拉致被害者の蓮池薫さんと曽我ひとみさんも参加。児童たちは曽我さんから、拉致された時の恐怖や北朝鮮での制約された生活などを聞き、解決に向けて何ができるか話し合い、発表していきました。
 
蓮池さんは「早く返しなさいと呼びかけるのが一番大事で、小学生まで一緒になってやっていることは北朝鮮に強く伝わると思う」と話し、曽我さんも「拉致問題はもう
50年近く解決できずにいる。これから自分たちができることを、時間をかけて考えてほしい」としました。
 
児童は「自分に関係ない、ではなく被害者の気持ちを考えて自分事としてちゃんと考えないといけないと思った」「署名活動をしていると知らなかったが、自分もしていきたい」などと話していました。
 
児童たちは拉致問題について考え、関心を寄せていくことの大切さを感じていました。

福井テレビ
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