鳥取県の大山では、いよいよ始まるウィンタースポーツシーズンのにぎわいに期待がかかるところですが、降雪量が少ないと予想される年末年始の天気傾向に関係者はヤキモキしています。

12月20日にスキー場開きを迎える「だいせんホワイトリゾート」。
17日のゲレンデは、10センチから15センチの雪に覆われているものの関係者は浮かない表情です。

だいせんホワイトリゾート・尾関雅大さん:
現在は雪があるように見えるけど、積雪量が全然少ない。営業できる積雪量ではない。

オープンを3日後に控える中で、雪不足のピンチです。
17日は低気圧の影響で天気が崩れましたが、大山でも降っていたのは、「雪」ではなく「雨」です。
ゲレンデに設置されている「人工降雪機」に期待をかけたかったところですが…。

だいせんホワイトリゾート・尾関雅大さん:
きょうの気温は4℃なのでマイナス気温にならないと人工降雪の稼働が難しい。

人工降雪機は、気温が氷点下の時に噴射した水を空気中で凍らせて雪を降らせる装置です。
冷え込みも弱かったため稼働できず、ゲレンデの雪を増やせません。

だいせんホワイトリゾート・尾関雅大さん:
十分な積雪が予報で出てきてないので、営業開始がいつになるのか不安を感じながらヤキモキしている。

山陰両県のスキー場では、島根県飯南町の琴引フォレストパークが19日オープン予定の一方、邑南町の瑞穂ハイランドは19日のオープンを延期しています。

17日時点で、すぐに多くの雪が降る可能性は低くいものの、年末年始の寒波に期待をかけるしかないようです。

日本気象協会の2週間先までの予報です。
次に寒気が南下するのは、21日前後ですがそれほど強くはなく、平地では雨の予想です。ただ大山など標高の高い所では雪になる見込みです。

そして年末30日ごろにかけては、今のところ強い寒気の寒気の南下はなさそうで、比較的穏やかな天気が続くでしょう。

TSKさんいん中央テレビ
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