福岡市の再開発事業「天神ビッグバン」のひとつ、新天町商店街と福岡パルコ周辺の一体的再開発について、最新の計画状況が明らかになり、具体的な完成イメージ図が初公開されました。
◆記者リポート
「ちょうど2時になりました。新天町と言えば、この時計台のチャイムですよね。再開発でもこの特徴は引き継がれるということです」
福岡市の再開発事業、「天神ビッグバン」の一環として計画されている「新天町商店街」と「福岡パルコ」地区の一体的な再開発。
新天町商店街とパルコ本館・新館、そして西鉄福岡天神駅ビルの一部を取り壊し、東側と西側の敷地を一体化して、大型の複合商業ビルを建設する計画です。
福岡市議会の12月定例会で17日、最新の計画内容が明らかにされました。
17日、内部の完成イメージ図が初めて公開されました。
ビルの1階、新天町地区に当たるエリアには、現在の赴きを継承する形で、天神と大名をつなぐ商店街を設置する計画です。
新天町のシンボルとも言える時計台も形を変えて継承されます。
複合ビルには、商業施設やハイグレードホテル、オフィスのほかライブハウスやミュージアムなど新たな文化や情報を発信する施設も設けます。
さらに、新天町商店街を通るメルヘン通りの地下には、地下鉄天神駅と直結した新たな地下通路が整備される予定です。
◆福岡市 担当者
「想定の設計・整備費としましては、新天町街区は約800億円、パルコ街区は約1000億円という規模感」
総事業費は、約1890億円。
来年度には設計に着手する予定で、2030年代の完成を目指すとしています。