住んでいる人がどれぐらい幸福を感じているか、今、住んでいる街にこれからも住み続けたいと思っているかという県内の街のランキングが17日、発表されました。
 
県内版の街の幸福度ランキング、5位から2位まではご覧の結果です。
 
調査は建物賃貸事業などを手がける大東建託が2025年2月からインターネットで実施しました。
 
街に住んでいる人がどれぐらい幸せを感じているか、2025年、県内で1位に選ばれたのは?

KTN記者
「焼き物の街、東彼杵郡波佐見町です。2024年のランキング2位からのランクアップ、トップに踊り出ました!」
 
幸福度調査は「いま住んでいる街で幸せですか」との質問に「非常に幸福」から「非常に不幸」までを10段階で評価した数値を集計したものです。
 
2位に9ポイント近くの差をつけ、波佐見町が1位となった理由を専門家はこう分析しています。

麗澤大学教授・ 博士 大東建託 賃貸未来研究所 宗健さん
「伝統産業もあって、安定した仕事もあって、佐世保にも近いので生活利便性も悪くない、伝統的な産業に支えられて地域社会がきちんと残っていて、家族仲良く暮らしている方々が比較的多い」
 
波佐見町に魅力を感じ移住する人も増えています。

ここ5年では町外・県外から移住したのは64世帯118人です。

その1人、福田 奈都美さんは11年前に福岡から移住、現在は使われていない焼き物工房を再利用しようと移住者向けに情報を発信しています。
 
福田さんは移住者にとっても居心地のよさが波佐見町の魅力だといいます。

福田奈都美さん
「波佐見の人達の雰囲気づくりが上手、お祭りに声をかけてもらったり、おしつけがましくなく受け入れてくれる感じ、移住者がなかなか出ていかない感じ」「もともと焼き物の400年の歴史があるので移住者に抵抗がない、懐の深さがあり、受け入れてくれる、心配してくれる、かといって踏み込みすぎない、過ごしやすい長く住めそうだと思った」

Q幸せですか?
「はい。そうですね、悲しいとか、寂しいと思ったことはなくて、ずっとじんわりあったかい感じ」

また「この街に住み続けたいランキング」はご覧の結果に。
 
幸福度ランキングとともに、上位3位は全て郡部が占める結果となりました。
 
専門家はショッピングセンターなどがある郊外の利便性と、伝統文化を培ってきた街への誇りや愛着の2つの要素が背景にあると分析しています。

テレビ長崎
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