県の内外で4人の自殺を手助けしたなどとされる被告の男は、初公判で起訴内容をおおむね認めた。
起訴状によると、福島市の岸波弘樹(きしなみひろき)被告(36)は2025年1月、福島県田村市の林道で自殺の意思を持った20代の女性に対し、練炭などを準備して自殺を手助けしたとされている他、県の内外で合わせて男女4人の自殺を手助けした罪などに問われている。
12月17日福島地裁郡山支部で開かれた初公判で、岸波被告は起訴内容に間違いがないか問われ「ないです」とおおむね認めた。
冒頭陳述などで検察側は、岸波被告が「自殺したい人をとめる人の気持ちが分からない。手伝ってでも死なせてあげたい」などと話し自殺の具体的な方法などを教えていたと指摘した。
裁判は今も続いていて、弁護側の主張などが述べられている。(12月17日午前11時40分時点)