福岡県糟屋郡の須恵町役場などに偽造された教員免許状の写しを提出した罪に問われている男の初公判が17日に開かれ、男は起訴内容を認めました。
偽造有印公文書行使の罪に問われているのは、須恵町の中学校の補助教員・近藤正仁被告(66)です。
起訴状によりますと、近藤被告は今年1月、須恵町役場で「岐阜県教育委員会」と書かれた印鑑が押されたうその教員免許状の写しを提出したなどの罪に問われています。
17日、福岡地裁で開かれた初公判で、近藤被告は起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「そもそも被告は岐阜県教育委員会で免許を取得したことはない。免許を持っていた方が時給が高くなるため、うその免許状を提出した」などと指摘しました。
一方、弁護側は起訴内容について争わない方針です。