臨時国会は58日間の会期を終えて17日に閉会します。
高市首相が選出され初めて論戦に臨んだこの国会について、政権内の評価と今後の課題をフジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。
首相周辺は17日朝、「初めての維新との連立で大変だった」と振り返り、今後の政権運営にも緊張感をにじませています。
国会は会期末の17日、自民党と日本維新の会が成立を見送った議員定数の削減法案を継続審議とする手続きなどを行った上で閉会します。
高市首相が石破前首相から引き継ぎ、初めて野党との論戦に臨んだこの国会ですが、内閣支持率は一貫して高く、首相周辺は「首相の答弁もどんどん良くなっていった」と評価する一方、「閣僚が首相に頼りすぎている」との課題も上がっています。
また、台湾有事を巡る首相の答弁が中国との関係の悪化を招き、対立の長期化が見込まれているほか、物価高対策などの難題も積み残しとなっています。
一方、解散総選挙について、政権幹部は「しばらくない」と否定し、年内は見送る公算です。
高市首相は夕方に記者会見を開いて、今後の政権運営などについて説明する予定です。