美容と健康の品ぞろえを強化したドン・キホーテの新業態の狙いに迫りました。
スキンケア用品が92%引き、メイク用品も91%引き。
大幅値下げのポップが並ぶ店舗前には、長蛇の列が。
16日、埼玉・熊谷市のショッピングモール「ニットーモール」内にオープンしたのはドン・キホーテが手掛ける新業態「Re:Price」です。
ドンキといえば大型店舗のイメージが強いですが、この店舗はコンビニほどの広さ。
売られているのはパックに化粧水、クリームなどの化粧品です。
30代から50代の女性をターゲットにした店舗は「美容と健康」に特化していて、コスメやスキンケア関連の商品が売り場の約4割を占めます。
来店客からは「近所で、すぐ来られるので1個ずつしか買っていない。また買いだめしに来ようと思う」「商業施設なのでスーパーも洋服もある。ついでに『今は何が出てるかな』という感じで寄ってみたいと思った」といった声が聞かれました。
“価格の再発見”という意味が込められたRe:Price。
メーカーやブランドの余剰在庫やシーズン切り替え品をまとめて仕入れるなど、ドン・キホーテのノウハウを生かすことで低価格を実現。
さらに、駅から近い大型商業施設の中という立地を生かし、普段の買い物ついでにコスパよく買い物がしたいという女性客を取り込む狙いがあるといいます。
PPIH広報室・両角利彦さん:
ふらっと寄り、掘り出し物市のような感覚で新しいものを発見してくれたらうれしい。この店はまだ実験的な業態だが、全国に広げていきたいという思いはある。