たらい舟が観光資源の一つとなっている新潟県佐渡市小木地区。その製造工程を地元の小学生が体験しました。

【たらい舟職人 金子啓次さん】
「地域にあるスギの木・竹を使っている。一つの観光資源になっているが、昔のままということを知ってもらいたいと思う」

12月16日の体験会で子どもたちの指導に一役買ったのが、金子さんのもとでたらい舟づくりを学ぶ北海道の大学生・高橋小都さんです。

【高橋小都さん】
「昔はプラスチックとかがなかったから、全部木を使っていた」

高橋さんが竹でできた釘を板に刺す工程を実演すると…

【高橋小都さん】
「一番にやってくれる人?」

【児童たち】
「はい、はい、はい!」

積極的な子どもたち、真剣な表情で竹の釘を打っていきました。

最後には、板同士が外れないように、たらい舟全体に巻かれた竹を子どもたちがハンマーでたたいて締めていきました。

【児童】
「楽しかった。強く打つと(釘が)けっこう下に行ってよかった」

金具を使わずつくられるたらい舟。子どもたちは昔のままというその製造技術に深い関心を寄せていました。

NST新潟総合テレビ
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