「大規模地震の可能性はなくなったわけではありません」

 「後発地震注意情報」の呼びかけが12月16日午前0時、終了しました。

 気象台は引き続き、地震への備えを続けるよう呼び掛けています。

 12月9日、運用開始後、初めて発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」。

 政府は12月16日、午前0時に呼びかけを終了しました。

 札幌管区気象台は会見を開き、日頃の備えを続けてほしいと呼びかけました。

 「大規模地震発生の可能性が急に低くなったわけではありません」(札幌管区気象台 丹藤英司地震津波対策調整官)

 呼びかけ終了直後の12月16日午後、北海道函館市で最大震度3の地震がありました。

 後発地震注意情報の対象地域では、この1週間どんな備えをしたのでしょうか。

 「枕元に着るものを置いて帽子とかおいて、すぐ逃げられるように。終わりましたっていうけど、突然やってくるから不安ですね」

 「常に防災の準備はしておいた方がいいのかなと思います」(いずれも函館市民)

 また、地震・津波に詳しい専門家は。

 「北海道の太平洋側の沖合は、今回の地震に関わらず、もともと超巨大な地震が発生する可能性が高い状態が、ずっと続いている。家具が倒れないようにするとか、避難場所の確認、「非常持ち出し袋」とか、すぐに暖かい恰好をして避難できるような、そういった準備をお願いしたい」(北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授)

 いつ起こるか分からない巨大地震。日ごろの備えが大切です。

北海道文化放送
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