全国から甘い焼き芋やお芋スイーツが集まったイベントが行われています。
黄金色に輝く焼き芋をはじめ、サクサクとした食感のサツマイモチップスがふんだんに使われたソフトクリームなど、27店舗のお芋スイーツがずらりと並んでいます。
島根県産の希少な「絹蜜小町」を使った焼き芋。
ここでしか食べられないというそのお味は、試食したスタッフによると、ねっとり系で口どけが滑らかだといいます。さらに、「蜜が濃縮されていて甘みが口の中でふわっと広がる」と話します。
訪れた客は「すごく濃厚でとてもおいしいです」「全部制覇したいぐらい食べたいです」「(サツマイモ)すごく大好きで、彼も好きと言ってたので一緒に来ようかなと思ってきました」「(Q.普段から焼きいもやお芋スイーツは食べる?)すごく大好きで毎年来ている」「(Q.サツマイモ好き?)うん大好き」と話していました。
様々な種類のスイーツで人気のサツマイモですが、近年輸出が拡大し、争奪戦が起きています。
2024年のサツマイモの輸出額は約33億円で、12年前から10倍以上に伸びています。
市場関係者によりますと、甘みが強い日本産のサツマイモは、香港などアジアを中心に人気を集めているということです。
また、それに伴い価格も上昇。
12年前と比べて1kgあたり125円、約75%も高くなっています。
都内のスーパーでは、シルクスイートや「なると金時」など、様々な品種のサツマイモが並んでいました。
店頭では、できたての焼き芋も販売されていて、購入する客が後を絶たないといいます。
客は「(販売)やってるところあったら必ず買うようにしてる。自然な甘みの方がいい」「繊維質が多い。おやつ代わりにもなるし、お昼代わりにもなるし、甘いしおいしい、安い」と話しました。
さらに、人気の理由には日本のサツマイモのブランド化があるといいます。
アキダイ・秋葉弘道社長は「非常においしい種類のサツマイモが出ている。高系14号という品種の種を使って、徳島では『鳴門金時』として出してるけど、同じ高系14号でも、千葉で土壌にこだわって作った物は『大栄愛娘』という名前。『名前をつけて、こだわって作ってるんです』となると、もっとおいしい物を作ろうとみんなで競争する。それくらいブランド化して人気が高まっている」と話します。
ブランド化で日本のサツマイモ人気は今度も続きそうです。