台風や大雪などの災害時に倒木による停電を減らそうと、12月16日、岩手県と東北電力などは倒木のリスクのある木を事前に伐採する取り組みを災害協定に追加しました。

岩手県庁(盛岡市)では16日、県と東北電力、東北電力ネットワークの代表者が集まり協定の再締結をしました。

3者はこれまで災害で停電が起きた際、倒木が発生している場所や停電戸数などを情報共有する協定を結んでいました。

東北電力によりますと、2024年に県内発生した停電のうち約4割が倒木によるもので、協定には県道沿いにある停電を引き起こすリスクのある木を、事前に伐採することが新たに加えられました。

停電を未然に防ぐだけではなく、支援物資の輸送路の安全確保も期待できるということです。

東北電力 佐藤修一岩手支店長
「台風や大吹雪の時も、停電の時間が長くならずに済むことが期待される。スムーズに県内全域で事前伐採を進めたい」

東北電力と東北電力ネットワークは、盛岡市や釜石市など15の市町村とも同様の協定を結んでいて、普段から対策を強化するとしています。

岩手めんこいテレビ
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