金沢市内にある自衛隊の駐屯地を能登に移転するという意見が県議会で急浮上しました。
馳知事は「議論を喚起する価値がある」と答えています。


これはきょう開かれた県議会の予算委員会で自民党の福村章(ふくむらあきら)県議が提案したものです。

福村章県議:
「私は一つの提案でありますけど思い切って金沢の陸上自衛隊の駐屯地を能登へ持って行かれたらどうですか」

福村県議は提案の理由について能登半島地震からの復興には起爆剤となる事業が必要だと説明しました。
これに対し馳知事は…

馳知事:
「地元への大きな経済波及効果が期待できます以上の観点から福村委員のご提案は議論を喚起する価値はあると考えています」

一方でまとまった用地や住居の確保、災害時に道路の寸断などが発生した場合に出動ができるかなど課題をあげ実現については慎重な姿勢をみせました。
そのうえでインフラ整備に留まらない復興の在り方について馳知事の意見を求めた福村県議。

福村県議:「誰かが勇気を持って立ち上がらなければ(能登の復興)この問題は解決しない。ぜひ先頭にたってこの問題に取り組まれることを要望いたしますが最後にどうですか」

馳知事:
「政治生命をかけて取り組みます」

改めて能登の復興に全力で取り組む姿勢をみせました。

★馳知事:
「政府、防衛省、自衛隊のみなさんと十分な意思疎通があってこそ実現可能な案件でございますのでまずは竹沢部長に情報収集にあたってほしいと思っています。」

石川テレビ
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