福島県のいわき市水道局が発注した工事の入札を巡る談合事件で、元職員の男などに有罪判決があった。

判決によると、いわき市水道局の元職員・眞山佳幸(まやまよしゆき)被告は、いわき市が発注した配水管改良工事の入札で、工事を落札した業者の松原文司(まつばらぶんじ)被告と松原文隆(まつばらふみたか)被告に秘密事項である設計金額を教え、謝礼として現金10万円を受け取った。

12月16日の判決公判で福島地方裁判所の島田環裁判長は、「入札の公正や、社会的信頼を害した程度は大きい」などと指摘。一方で、「賄賂の金額は多額とまではいえない」「反省を示している」などとして、眞山被告に懲役2年・執行猶予4年。(※追徴10万円)、文司被告に懲役1年6か月、文隆被告に懲役1年、それぞれ執行猶予3年とする判決を言い渡した。

福島テレビ
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