国会では、衆議院議員の定数削減法案の2025年内の成立が見送りとなる一方、2025年度の補正予算案が、このあと参院本会議で可決・成立する見込みです。
補正予算案は、16日昼過ぎに参議院予算委員会で可決され、午後4時から開かれる参院本会議で与党のほか、国民民主党や公明党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。
一方、終盤国会の焦点となっていた定数削減法案をめぐっては、高市首相が夕方、日本維新の会の吉村代表と党首会談を行い、連立合意書に明記した「今国会での成立」を見送る方針です。
2026年の通常国会で成立を目指す方針を確認する見込みですが、野党の反発も根強く、実現が見通せないまま年を越すことになります。