和歌山県警はきょう=16日、海南警察署で保管中の「乾燥大麻」を紛失したと明らかにしました。
盗難の可能性は低いとしています。

和歌山県警によると、先月21日、海南警察署で事件の証拠として保管されていた乾燥大麻0.309グラムがなくなっていることに気が付きました。

紛失した乾燥大麻は去年、海南警察署の管内で起きた大麻取締法違反の事件で逮捕した容疑者から押収したものの一部で、検察に証拠を提出しようと準備していた際に紛失が判明したということです。

最後に確認したのは去年12月で、紛失が明らかになった先月までの間、何度か出し入れすることはあったものの、明確に紛失した時期は特定できないとしています。

一方で、保管場所の構造や鍵を管理する人が特定の人物に限られていることなどから、盗難の可能性は低く、何らかの理由で誤って廃棄した恐れが高いということです。

ただ、「紛失したのが微量で事件の捜査やその後の裁判への影響はない」としています。

和歌山県警刑事企画課は「証拠品の厳格な取扱いについて指導を徹底してまいります」とコメントしています。

関西テレビ
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