秋田商工会議所はJRに、秋田新幹線の運行ルートを見直し、秋田空港に新しい駅を整備するよう要望しました。
秋田商工会議所の辻良之会頭は15日、JR東日本秋田支社を訪れ、小泉暁支社長に要望書を手渡しました。
要望書では、秋田新幹線の運行ルートを見直し、秋田空港に新しい駅を設置するよう求めています。
県によりますと、2024年1年間に県内に宿泊した人は延べ315万人で、都道府県別の順位は42位にとどまっています。
現在、秋田空港を利用する観光客は、多くがリムジンバスかタクシーで移動していて、秋田商工会議所は、空港から観光地へのアクセスを観光誘客に向けた課題の一つに挙げています。
新しい新幹線ルートの構想は、JR奥羽本線の四ツ小屋駅・秋田空港・峰吉川駅を直線で結ぶもので、秋田と大曲間の最短ルートになるとしています。
秋田商工会議所・辻良之会頭:
「新幹線の時間短縮にはつながるだろうと思う。全国から来た人たちが新幹線や在来線を使って秋田県内全域に観光ルートをつくれるのではないか。その効果が非常に大きくなるだろうと期待している」
JR秋田支社は「真摯に思いを受け止めたい」としています。