生物学などの知見を活かしてマンゴーの害虫を早期に発見するシステムが国際コンペティションで金メダルを獲得し、開発に携わった学生チームが16日、玉城知事に受賞を報告しました。
OISTや琉球大学、沖縄高専の学生たちでつくる「iGEM Okinawa」が開発したのが、マンゴーに被害をもたらす小さな害虫「アザミウマ」を早期に発見できる検査キットです。
このシステムは、10月にフランスで開かれた世界最大規模の合成生物学コンペティションで最高賞の金メダルに選ばれ、学生たちが玉城知事に受賞を報告しました。
iGEM Okinawaイ・ジュンホ代表:
(農家が)マンゴーに被害のないアザミウマにも農薬を撒いていたので、経済的にも環境的にも良くないということで、私たちはDNAレベルで本当にマンゴーに被害のあるアザミウマだけを検出できる機械をつくりました
検査キットはセグロウリミバエの検出にも転用できるということで、学生たちは沖縄の社会課題の解決に向けて活用できる機会を広げたいと意気込んでいました。