愛媛県今治市で自動車に拳銃1丁を隠し持った罪に問われている暴力団幹部の男の裁判で、検察は12日に「国民に与えた不安感は大きい」などとし、懲役6年を求刑しました。
銃刀法違反の罪で裁判を受けているのは、指定暴力団六代目山口組傘下の三代目兵藤会幹部で、今治市本町に住む明瀬功尚被告(55)です。
起訴状などによりますと、明瀬被告は知り合いの男と共謀して今年5月、今治市内の自動車に旧ソ連製の軍用自動式拳銃トカレフ1丁と、実弾6発を隠し持った罪に問われています。
松山地裁で開かれた裁判で検察は、明瀬被告の犯行は実弾6発が内部に収納された状態で約8カ月という比較的長期間に渡り所持するなど、悪質で危険と指摘。「我が国の銃規制制度を無視した犯行で、国民に与えた不安感は大きい」などとして、懲役6年を求刑しました。
#愛媛県 #今治市 #事件 #裁判 #拳銃 #ピストル #暴力団 #求刑 #トカレフ