富山市の富山国際学園の近くにあいの風とやま鉄道の新たな駅の設置を求めて地元の期成同盟会が県などに要望しました。
要望を行ったのは富山市の老田地区の住民などでつくる新駅期成同盟会と富山国際学園の関係者で、あいの風とやま鉄道の役員でもある県の堀蔵副知事に要望書を渡しました。
同盟会が要望する新駅の設置場所は富山市願海寺で、あいの風とやま鉄道の呉羽駅から2.3キロ西の地点です。
設置の理由として、同盟会は新駅を拠点とした街づくりによって地域の活力アップにつながるとしていて、新駅ができれば駅近くの富山国際大学に通う学生や職員の利用者は1日あたり約650人が見込めるとして、利便性向上にもつながるとしています。
これに対し蔵堀副知事は、新駅の設置によってあいの風とやま鉄道の収支がプラスになることが大切だとし、バスと鉄道の利用者数がどう変化するのかもポイントであるとしたうえで、駅を拠点とした街づくりの計画をしっかり作るよう求めました。