富山県高岡市福岡地域で伝統の菅笠づくりが最盛期を迎えています。
400年以上の歴史を持つ高岡市福岡地域の菅笠づくり。
3代目となる舟橋真弓さんの自宅では、直径およそ50センチの菅笠づくりの最後の仕上げ「菅縫い」の作業が行われ、一束分の菅を一針一針、手作業で縫い進めていました。
材料となる「菅」は、夏に収穫して一日かけて天日干しされていて、今年は晴れが続き状態の良い菅が育ったということです。
福岡地域の菅笠づくりは雨や雪の日が多く屋外での作業が難しい冬に適した伝統工芸として受け継がれています。
*舟橋真弓さん
「一枚一枚仕上がるのがやっぱり楽しい。福岡町で大切にされてきたものだから、途絶えてほしくない気持ちはある」