現地のニーズを把握し観光客誘致につなげようと、ベトナムの旅行会社の担当者を招いた意見交換会が、島根県松江市で開かれました。
松江市の玉造温泉で開かれた意見交換会には、日本政府観光局が企画した視察に参加したベトナムの旅行会社5社の担当者と県、それに山陰インバウンド機構の担当者が参加しました。
意見交換会では、はじめに県の担当者が観光モデルコースや食などの文化について説明したあと、ベトナム側から出雲空港との間のチャーター便の増便を求める意見やツアーに対する補助金について質問が出されました。
ベトナムの視察団は12月7日に来日、大阪城や奈良公園など近畿地方の観光地を訪れたあと、島根・鳥取両県や広島県の観光施設などを視察しました。
日本政府観光局ハノイ事務所・ミー・リンさん:
ベトナムの旅行会社からはご当地グルメを体験したいという希望が多く、(体験してみて)自社のツアーに組み入れたいと話していました。
島根県観光推進課・谷口奈那主任:
島根県ならではの景色を見ていただいて、非常に魅力的に映る地域だと評価をいただいております。島根県を広く知っていただいて、プロモーションを引き続き力を入れて行う必要があると思いました。
県は、2024年から始まった出雲空港とベトナムを結ぶチャーター便を足掛かりにベトナムからの観光客を増やし、将来の定期便化の弾みにしたいとしています。