北朝鮮による拉致問題の早期解決を願う「拉致問題を考える集い」が12月11日江津市で開かれ、拉致被害者の横田めぐみさんの弟・拓也さんが講演しました。
拉致被害者家族連絡会・横田拓也代表:
遠い世界で起きている人権問題ではなくて今起きている問題をどうやって解決していくかを覚悟決めていくことが必要。
12月11日江津市で開かれた拉致問題を考える集い。
拉致被害者の横田めぐみさんの弟で家族連絡会の代表を務める横田拓也さんが講演し、問題の早期解決を訴えました。
講演の中で拓也さんは、姉のめぐみさんが拉致される1年前に撮影した家族旅行の写真を紹介しながら拉致によって生活が一変したと話し、拉致問題を「身近な問題として捉えてほしい」と呼びかけました。
拉致被害者家族連絡会・横田拓也代表:
どこにでもあるみなさんと同じような当たり前の家庭が、一方的な暴力によって引き裂かれたままだということを自分に置き換えてみてもらえないか。
講演を聞いた人:
自分も娘・息子を持つ立場として自分事として日頃から気を付けないといけないですし、啓蒙にもなった。
あとはこの問題を我々主権者が自分事として運動を起こしていかないといけないなと思った。
政府認定の拉致被害者は、米子市出身の松本京子さんなど17人、警察が拉致の可能性を排除できないとする「特定失踪者」は871人います。
横田さんは今後も講演会などの活動を通して、すべての被害者の早期一括帰国を訴えていくとしています。