アメリカメディアは、11月、中国からイランに向けて海上輸送されていた貨物船にアメリカ軍の特殊部隊が乗り込み、軍事関連物品を押収したと報じました。

ウォールストリート・ジャーナルは12日、複数のアメリカ当局者の話として、アメリカ軍の特殊部隊が11月、インド洋を航行していた貨物船に乗り込み、中国由来の軍事関連物品を押収したと伝えました。

押収されたのは、民間と軍事の双方に使用可能ないわゆる「デュアルユース」の部品で、イランのミサイル計画に関わる企業向けに輸送されていたとみられています。

この作戦は、6月にイランの核関連施設などが攻撃された後、新たな軍事物資の調達を妨害する目的で行われたもので、中国からイランに向かう貨物が対象となったのは、最近では初めてとみられます。

作戦は、ベネズエラ沖でイラン向けの石油タンカーが拿捕(だほ)される数週間前に行われていて、トランプ政権が敵対国に対する海上での強硬な対応を強めていることを示しています。

フジテレビ
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国際取材部
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