透明なケースに入っているのは…200年以上の歴史を誇る土湯こけし。伝統のこけしを身近に感じてもらおうと、新しいアプローチが始まった。
「3・2・1どうぞ」福島市の東邦銀行福島駅前支店でお披露目されたこけしの自動販売機。福島県のこけし文化の発展・継承を後押しする活動を続けている東邦銀行が、多くの人にこけし文化を身近に感じてもらおうと設置した。
土湯こけし工人組合の阿部国敏会長は「制作する段階でどういうデザインにするかってなった時に、土湯こけしってパっと見て分かるように、ああいう土湯こけしの特徴のろくろ模様がいいということで、ああいうデザインに決まりました」と話す。
設置された自動販売機は2台!色とりどりのろくろ模様が特徴の土湯こけしとぎょろッと見開いた目で「たこ坊主」の愛称で親しまれる中ノ沢こけし。
早速購入した人は…「(こけしは)うちにたくさんあります。(自動販売機で買ったことは?)初めてです」と話す。
土湯こけし工人組合の阿部会長は「目立つ場所に設置していただいているので、中に入らなくても通りすがりで見て頂けるので、より多くの方に知って頂けるかなと期待しています」と話す。
こけしの自動販売機は、定期的に販売する種類を変える計画だ。