12月12日午後2時すぎ、京都の清水寺で発表された「今年の漢字」。今年の世相を表すと“一字”に選ばれたのは、被害や目撃が相次いだ『熊』だった。

■福島でも『熊』な一年に
熊をめぐっては福島県内も、非常事態とも言える状況になっている。
福島県警察本部によると、12月11日までに県内では1948件の目撃、21件24人の被害が確認され、過去最悪のペースとなっている。12日も目撃が相次いでいて、熊に警戒する“師走”となっている。

■独自アンケート 皆さんの一字は?
福島テレビは「今年の漢字」の発表に先駆け、Xでアンケートを実施。独自に選んだ「米・高・熊・株」中から、最も共感できる一字に投票していただいた。
その結果は…全体の約半分を占めたのが「熊」だった。
選んだ理由を聞くと…「親戚の家のすぐ裏にクマが出た。柿の木があったので。だから身近に感じて」「こんなにクマが出てくるとは思ってもいなくて、本当に恐ろしい」「クマが落ち着いて、みんな安心して暮らせるようになる日を願っている」とのこと。

■師走も熊に警戒
一方、目撃情報が相次ぐ福島市の河川敷では12日も藪の刈払い作業が行われていた。クマを人里に寄せ付けないようにするために重ねられる対策。福島・生活環境部自然保護課の加藤竜さんは「今年は過去3年間で一番クマの被害や目撃が多かった。なるべく河川には近づかない、クマの餌となるものを家の近くに置かないという対策をお願いしたい」と語った。

福島テレビ
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